日本旅館「星のや東京」（千代田区大手町1）が9月1日から、「東京・秋の夕さり舟あそび」を開催する。

「鰻尽くし重」

　日本橋桟橋で貸切船に乗り、東雲運河を経由して東京湾を巡る宿泊者が対象の90分クルーズ。定員は1日1組・最大4人に制限しソーシャルディスタンスを保つほか、屋外にある桟敷を使い密閉空間を作らないなど、感染対策を徹底するという。

　船上では、ウナギ料理店「日本橋いづもや」が協力して作る「鰻（うなぎ）尽くし重」を提供。同アクティビティ特製のお重で、酢飯の中にウナギを入れ薄焼き卵で巻いた「鰻の黄金巻き」や、「白焼き」などが入っている。

　食事に合わせて、1596（慶長元）年に神田で創業した造り酒屋「豊島屋本店」の貴醸酒も用意する。貴醸酒は、仕込み水の一部に日本酒を使う酒で、長時間熟成することで滑らかな口当たりと濃醇な味わいが生まれるという。

　開催時間は15時45分～17時45分。料金は2人 ＝12万1,000円、3人＝13万3,100円、4人＝14万5,200円で、宿泊料は別。星のや東京公式サイトで乗船の14日前まで受け付ける。11月30日まで。宿泊者限定。