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明大「現代マンガ図書館」が早稲田から駿河台に移転 米沢嘉博記念図書館と一体化

「現代マンガ図書館」

「現代マンガ図書館」

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 明治大学「現代マンガ図書館」が3月19日、新宿区早稲田から駿河台キャンパス(千代田区神田猿楽町1)へ移転リニューアルした。

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 「現代マンガ図書館」は、設立者の故・内記稔夫が50年以上にわたり収集した漫画の単行本や雑誌、評論集などの漫画関連資料を中心に収蔵している。特に昭和30年代に発行された貸本漫画の蔵書が充実しており、「マンガ史上重要である」という漫画家のデビュー作や、初期の作品を読むことができるという。

 移転リニューアルにより、マンガ・サブカルチャー専門の「米沢嘉博記念図書館」とカウンターサービスや閲覧室を一体化。蔵書数は現代マンガ図書館が約27万冊で、米沢嘉博記念図書館は約14万冊。リニューアルで両館の蔵書を複合的に利用できるようになった。リニューアルオープンを記念して、企画展「現代マンガ図書館資料から生まれた書籍たち展」を5月30日まで開催している。

 明治大学では、漫画・アニメ・ゲーム分野の研究・教育に取り組むとともに、「現代マンガ図書館」「米沢嘉博記念図書館」のコレクションをその一角とした、世界最大規級の資料数を収蔵する漫画・アニメ・ゲームのアーカイブ施設の設立を目指して整備を進めているという。

 一般会員料金(2階開架式資料閲覧料金を含む)は、1日会員(18歳未満=110円、18歳以上=330円)で、未就学児は無料。1カ月会員(18歳以上)=2,200円、1年会員(18歳以上)=6,600円。閉架資料の閲覧には別途1冊110円が必要。複写サービスは白黒1枚=55円、カラー1枚=110円。

 開館時間は、平日=14時~20時、土曜・日曜・祝日=12時~18時。開館日は月曜・金曜・土曜・日曜・祝日(年末年始、特別整理期間は休館)。

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