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神保町・専修大図書館で「三くだり半」展-明治時代の離縁状ズラリ

実際に3行半で書かれた離縁状と専修大学の高木教授

実際に3行半で書かれた離縁状と専修大学の高木教授

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 神田神保町の専修大学図書館神田分館(千代田区神田神保町、TEL 03-3265-8339)で現在、明治時代の離縁状や離婚紛争などの資料を展示する「明治の三くだり半」展が開催されている。

岩倉具視の娘、静子が麹町区長に提出した「離婚御届」

 同展では江戸時代の縁切り寺などの研究で知られる同大法学部の高木侃(ただし)教授がこれまで収集した離縁状1200点のうち、厳選した18点を展示。同教授による展示解説会も開かれ、当時の夫婦関係や離縁の方法を垣間見ることができる。

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 「江戸時代、女性はたった一枚の紙切れ(離縁状)で簡単に離縁された。離縁状慣行は明治時代も存続し、3行半で書く習慣があったことから『三くだり半』と呼ばれるようになった」と高木教授。

 展示品の中には、 明治政府の中心人物だった岩倉具視の娘・静子の離婚紛争に関する史料も。「これは貴族であった夫・久世通章(みちふみ)が静子に宛てたもので、『屋敷内別居に異議を唱えない』『嫉妬や気ままな所業をしない』『愛人に異論なきこと』などを妻に厳守するよう求めている」。

 「展示する資料は極めて珍しいものばかり。三くだり半の行間から、明治期に生きた男女の『ドラマ』を感じ取ってもらえれば」と高木教授。

 開館時間は9時~22時。日曜休館。高木教授による展示解説会は12月13日・20日(14時30分~)、14日(13時30分)~、19日(18時~)。入場無料。12月20日まで。

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