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神田神保町にチャイナタウンが出現?-明大130周年記念行事

沿道のおばあさんに歩み寄る真っ赤な中華獅子舞

沿道のおばあさんに歩み寄る真っ赤な中華獅子舞

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 明治大学で10月8日、創立130周年記念事業「神田・神保町中華街プロジェクト」のキックオフイベントとして、神保町から明治大学リバティタワーにかけてに中華獅子舞や龍舞などのパレードが行われた。約300人が参加したパレードは、800メートル程の道を30分かけて進み、通行人らの注目を集めた。

龍が柱に巻きつき、明治大学創立130周年を祝う

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 「『神田・神保町中華街』という呼び名は、本プロジェクトが生み出した造語」と説明するのは、同大学教学企画部の松永基希さん。「20世紀初頭、神田・神保町一帯には清国からの学生が多く集まり、留学生向けの商店や飲食店街が集まるコミュニティーが形成されていた。今でも街に残る当時の痕跡をたどりながら、明治大学と神保町の街がこれからも世界中から多様な人々を迎え、交流する場としての役割を示すのがプロジェクトの趣旨」だという。

 パレードが到着したリバティタワー前の広場では、参加者による演舞が行われた。獅子舞と龍舞は、東京中華学校(千代田区五番町)に通う生徒たちが担当。明治大学法学部の学生は、京劇を披露した。同大学の各学部から集まった学生によって制作された、神田・神保町中華街をPRするフリーペーパー「KANDA~神田に来チャイナ~」も配布。

 「大学主催のプロジェクトだが、地域と深く連携し、学生も多く参加できるよう企画を進めた。学生たちがもっと地元の街に出て、街の方と交流し、さまざまな発見をできるような機会を増やしていきたい」とも。

 同プロジェクトでは、神保町にある中華料理の名店や老舗9店の協力を得て「味の祭典スタンプラリー」を実施。各店でスペシャルメニューを注文してスタンプを集めると、クリアファイルか絵はがきセットがもらえる。11月19日まで。

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