明治大学の駿河台キャンパス(千代田区神田駿河台)で10月8日、「お茶の水JAZZ祭」が開催される。
同じく明治大学出身で本イベントに出演するドラム奏者の大隅寿男さんと宇崎さん
「母校がある町に恩返しをしたい」という作曲家・ミュージシャンの宇崎竜童さんの提唱で2008年に始まり、今年で5回目となる同イベント。明大在学中に軽音楽クラブに所属していた宇崎竜童さんが総合プロデューサー、妻で作詞家の阿木燿子さんが総合司会を担当する。
「昔から神田・お茶の水は文化の匂いが漂う懐の深い街だ。ときめく街、輝く街、憩いの街、真剣勝負の街…。学生時代、私はここで読書と音楽を楽しみ、そしてジャズの腕を磨いた。今年もJAZZ祭で神田、お茶の水に“お礼参り”をする」と意気込む宇崎さん。
当日は同大出身のジャズドラマーらによる特別ユニットの演奏のほか、今年90歳を迎える国際的な指揮者・宮間利之さん、2007年に米誌ニューズウィークの「世界が尊敬する日本人100人」に選出されたドラム奏者・神保彰さん、トランペット奏者の日野皓正さんらが出演。
「当日はオールドジャズとニュージャズ、そして他ジャンルとのコラボレーションもある。プレイする人だけでなく、オーディエンスにも発見があるに違いない。だからジャズを知っていても知らなくても、楽しいひとときが過ごせるはず。理屈抜きで楽しんでほしい」と宇崎さん。同イベントの収益は全額、被災地への支援金に充てられる。
開場17時、開演17時30分。会場は明治大学アカデミーホール(駿河台キャンパス・アカデミーコモン3階)。前売り券は完売、当日券はS席(1階)=6,500円、A席(2階)=5,500円。