神田錦町の複合ビル「テラススクエア」(千代田区神田錦町3)をメイン会場に11月3日、コーヒーの祭典「COFFEE COLLECTION around KANDA NISHIKICHO 2017AUTUMN」が行われる。
シングルオリジンコーヒー(コーヒー豆の生産国、生産地域、生産処理方法が明確なコーヒー)の専門店が5店出店し飲み比べできる同イベント。会場の屋外では、初開催の音楽祭「OUR MUSIC FESTIVAL」も行う。
5回目となる今回は、参加店舗のバリスタが「伝える」をコンセプトに、スペシャルティコーヒーのおいしさや品質の違いを体験できる企画を展開するという。
出店店舗は、それぞれ同じ抽出器具を使い2種類のコーヒー(500円)をハンドドリップで提供する。同じ条件でコーヒーを入れることで、各店が選んだ豆の性質や焙煎(ばいせん)方法の違い、それぞれのバリスタの個性を体験できる。
コーヒーコレクションオリジナルのコーヒーをそれぞれ1杯90ミリリットルのカップを5種類用意した5店舗のバリスタが企画する、産地・焙煎・品質の違いを体験できる飲み比べセット「5 CUPS EXPERIENCE」(1,000円)も前売り300枚販売、当日券も少量用意する。
公式サイトでは、国内外で活躍するバリスタのインタビュー記事を公開。難しいコーヒーの話を少数だけのセミナーを通して丁寧に伝えるというスペシャルセミナーイベント「BARISTA CONFIDENTIAL ~バリスタだけの秘密を公開~」も予定する。
参加店舗は、「グリッチコーヒー&ロースターズ」(神田錦町)、「トランク コーヒー」(名古屋)、ノルウェー・オスロのコーヒーショップ国外1号店「フグレンコーヒーロースターズ」(渋谷区)、「ウィークエンダーズコーヒー」(京都)、「アンドコーヒーロースターズ」(熊本)。
錦町トラッドスクエアでは、豆から好みの味や香りに合わせて選択しセルフドリップできる「マインドリップ・コーヒー」が出展。ブースでは、コーヒーの味を記録するアプリも紹介する。
テラススクエア エントランスでは、「カフェ/バー×音楽」がコンセプのレコードレーベル「GALLAGE RECORDS」によるスペシャルライブも予定。
カカオ豆から板チョコレートになるまでの全工程をメードイン東京で手作りするBean to Bar Chocolate専門店「MINIMAL - BEAN TO BAR CHOCOLATE -」や、移動式本屋「BOOK TRUCK」、スペシャルティコーヒーの文化を伝えるインディペンデントマガジン「STANDART MAGAZINE」などのブースも出展する。
実行委員会メンバーでコーヒーコレクションの広報を担当する河原田さんは「国内外から注目される5店舗のバリスタの美味しいコーヒーが楽しめるのはもちろん、海外から評価される日本のコーヒーの魅力をより知ってもらうため、主催者・参加コーヒー店が全員一丸となって開催する」と意気込みを語る。
「コーヒーの味の違いやその奥深さなどをコーヒーを知りたい人にはぴったりなイベント。ぜひその熱量を感じ取りに会場に足を運んでいただきたい」とも。
開催時間は11時~18時。入場無料。