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2カ月遅れで就活解禁-就活情報サイト「マイナビ」オープン

マイナビ編集長の望月さん

マイナビ編集長の望月さん

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 2013年3月卒業予定の学生らに対する企業の採用活動が開始されたのに合わせ、就職情報サイト「マイナビ2013」が今月から立ち上がった。運営はマイナビ(千代田区)。

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 「初日(12月1日)は想定を超えるアクセスがあり、画面の表示が遅くなるなど、つながりにくい状況が続いた」と、マイナビ編集長の望月一志さん。アクセス集中の理由について、「就職活動のスタートが例年の10月1日から2カ月も遅くなったことが大きい」という。

 日本経済団体連合会(経団連)は今年、「採用選考に関する企業の倫理憲章」を改定し、企業説明会といった広報活動や学生からのエントリー受付を12月1日以降と決めた。その一方で、面接などの選考活動は来年4月1日以降と例年通りになっている。

 「企業にとっては広報期間が2カ月も短くなる中、うまく採用活動ができるのかという不安があるようだ。学生にとっても業界研究や企業研究などの期間が短くなり、就活のペースが先輩と大きく変わったことで不安を感じている学生が多く見受けられる」と望月さん。

 「選考機会を数多く設けていた企業からすると、面接の回数を6回から5回、4回と減らさざるをえなくなるなど、採用スケジュールが短縮化されたことへの対応を迫られることになるかも。その意味では、学生側の負担感が軽くなることも考えられる。ただしその分、企業側が厳選採用を行う傾向は引き続き予想される」と今後の就活への影響について話す。

 「就活の期間が短くなったとはいえ、4月まではまだ4カ月ある。今は積極的に合同企業説明会や企業の個別セミナーに参加し、なるべく多くの選択肢を見いだすこと。その上で先入観にとらわれず“将来の職業”を見つける。就職活動とは企業選びではなく、自分が社会のなかで“どう生きるか”という視点が重要」と就活生にエールを送る。

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