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神田で「和本シンポジウム」-「東京古典会」100周年で

「めったに見られない古書も展示されるのでぜひこの機会に和本の深い世界に触れてほしい」と話す橋口さん

「めったに見られない古書も展示されるのでぜひこの機会に和本の深い世界に触れてほしい」と話す橋口さん

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 東京古書会館(千代田区神田小川町、TEL 03-3293-0161)で10月2日・3日、和本などの古典籍に親しんでもらうイベント「和本シンポジウム」が開催される。開催は「東京古典会」創立100周年を記念したもので、東京古書組合と東京古典会(共に千代田区)が主催する。

江戸川乱歩の和本コレクションを展示。乱歩自らが詳細な購入記録を付けた「和本カード」も公開

 古典籍とは明治時代以前の古書や古地図、絵巻物、経典などを指し、国内だけでなく中国や朝鮮の書物も含まれるという。同会は主にその古典籍を扱う古書業者の集まり。「和本という存在を知らない人も多い、ましてや自分で買えることを知らない人も。もっとこの世界を知ってもらいたい」と話すのは、和本、唐本などを扱う誠心堂書店(神保町2)店主の橋口兼介さん。

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 「貴重書展-和本の世界-」では大学と連携、和本と漢籍の優品約40点を展示する「斯道文庫蔵和漢古典籍集覧」(慶応義塾大学付属研究所斯道文庫蔵書)、和本の熱心なコレクターだった江戸川乱歩旧蔵の西鶴コレクションなど約30点を展示する「江戸川乱歩と東京古典会-購入記録にみる和本蒐集の軌跡」を行う。会場では、出陳された古典籍を見て、古書店業者を通してオークションに参加できる「古典籍展観大入札会」(11月11日・12日)の出品物も先行公開。

 2日には北斎の名作「神奈川沖浪裏」を使った浮世絵木版画の実演・体験企画「北斎の名作が現代に蘇る!-浮世絵版画 摺りの実演と体験-」、テレビでコメンテーターも務め和本に造詣の深いロバート・キャンベルさんと直木賞作家・木内昇さんのトークライブ(14時~16時、当日12時より整理券配布)、3日には「古本屋になるには講座2011」(12時~18時)も開催予定。

 開催時間は、2日=12時~18時、3日=11時~16時30分。入場無料。

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