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みこしを描いて10年-神田生まれの祭り絵師、三省堂書店で個展

船橋一泰さんと「神田明神大神輿宮入」を描いた作品

船橋一泰さんと「神田明神大神輿宮入」を描いた作品

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 神田生まれ神田育ちの祭り絵師・船橋一泰さんの個展が現在、三省堂書店神保町本店(千代田区神田神保町)で開催されている。

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 水彩で描かれた作品のテーマは、各地の神輿や祭りが中心。「題材にする祭りの中へ実際に入っていくことで空気を体感し、その祭りのクライマックスを描くことができる」と船橋さん。躍動感があふれる作品を見た来場者からは「元気をもらった」という声が聞かれるという。

 季節感のある下町の風景を描いた作品も。「子どものころから当たり前のように身近にあった景色。昔から受け継がれてきた、時代に左右されないものを描いている」という。

 グラフィック関係の仕事から祭り絵師に転身して10年。「神田という街への恩返しの意味も込めて、個展の会場は神田にしたかった。震災後に各地で祭りが中止になっているが、作品から祭りの活気を感じてもらえれば」とも。

 今回の個展では、原画の展示と一部販売のほか、グッズも扱う。ぽち袋(3枚入り294円)、絵はがき(158円)、つり布絵(1,575円)、うちわ(1,575円)など。

 開催時間は11時~19時(最終日のみ17時閉場)。最終日の13~15時には、「船橋一泰の大人の塗り絵教室」も予定する。参加無料。事前予約や画材の持参は不要。今月11日まで。

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