明治大学の米沢嘉博記念図書館(千代田区猿楽町1、TEL 03-3296-4554)で1月31日から、「次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱展」が開かれる。
「初音ミク」は、クリプトン・フューチャー・メディアが2007年8月に企画・発売した「歌を歌うソフトウエア」で、ソフトのパッケージに描かれたキャラクターの名前でもある。その初音ミクに関する現象の中でも、コンピューターの中から次元をこえて「初音ミクを実体化させたい」という夢に挑戦した人々の試みに焦点を合わせて展示を行う。
展示内容は、初音ミクのソフトウエア、音楽CD・関連書籍、ガレージキット、商用フィギュア・ドール・ぬいぐるみ、みさいる氏作「等身大初音ミクロボット1号機」、にくきゅうっ氏作「巨大はちゅねミク張り子」(米子市所蔵)、筑波大SRSIV作「電飾ウェディング初音ミク 衣装」など。
2月1日にはトークイベント「みさいる・暇な学生7トークイベント『等身大初音ミクロボットと鼻歌で歌うミクができるまで』」を予定する。
ボーカロイドファンの文化ではイベントなどで参加者が持ち寄ったフィギュアなどを飾り作る「祭壇」が恒例となっており、同展の会場にも設置。フィギュア、人形、立体工作物など、自作の作品を一般から募集している。「初音ミク」コスプレ写真のスライドショーも予定しており、写真の募集も行っている。
開催時間は月曜・金曜=14時~20時、土曜・日曜・祝日=12時~18時。入場無料。6月1日まで。