国立情報学研究所(東京都千代田区一ツ橋2、TEL 03-4212-2145)学術総合センターで5月30日・31日、研究成果や活動を公開する「オープンハウス2014」を行う。
国立情報学研究所は、ネットワーク、ソフトウエア、コンテンツなどの情報関連分野の新しい理論・方法論から応用展開までの研究開発をする情報学の学術総合研究所。イベントでは、大学院入学希望者、企業、一般の人という専門家以外も対象に、多様な分野にわたる最先端の「情報学」の研究内容、成果、事業を紹介。広範囲な分野にわたる「情報学」に触れ、国立研究所の研究成果がどのように社会に立つのか、未来の社会にどのような影響を与えているのか体験できる内容にするという。
研究者など約1500人が参加するイベントとなっており、講演やデモ、体験コーナー、プレゼンテーションに参加することが可能で、「研究やビジネスに役立つ情報を収集できた」「情報学の面白さを体験できた」「最先端の研究に触れることができた」という声があるという。
今年は、研究所のアーキテクチャ科学研究系教授の佐藤一郎さんによる「ビッグデータとパーソナルデータ」、東北大学大学院医学系研究所教授の大隅典子さんによる「夢を描こう!顔面発生から超音波発声までの研究人生」といった講演を予定。
今年初の試みとして、研究と企業のコラボで新たなイノベーションを生み出すために、企業向けのマッチメーキングの場も設置する。昨年度好評を得た「高校生向け参加型体験型ワークショップ」の参加枠も増やし、より多くの高校生の参加を促す。
「一般の皆さまにご来場いただけるよう土曜も開催している」と、同研究所広報部の担当者は来場を呼び掛ける。
開催時間は5月30日=11~18時、31日=11~17時。参加申し込みはホームページで受け付ける。