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おじさんの生態をテーマにした「おじさん図鑑」、三省堂書店本店で人気に

同店入ってすぐの一等地に設置されている「おじさん図鑑」コーナー。隣には芥川賞作品コーナー

同店入ってすぐの一等地に設置されている「おじさん図鑑」コーナー。隣には芥川賞作品コーナー

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 三省堂書店神保町本店(千代田区神田神保町)で現在、小学館(千代田区一ツ橋)から昨年12月に発売された「おじさん図鑑」がサブカルチャー部門で圧倒的1位、ノンフィクション部門で2位になるなど人気を集めている。

著者のなかむらさんに同店の紙袋を持つおじさんのイラストを書きおろしてもらいポスターに

 「神保町にぴったり、この本は売れると思った」と話すのは同店・主任の神原美菜さん。「神保町には古書店街やレトロな喫茶店があって街自体におじさんが多い。当店のお客さんも40代から上の比率が高い。他店ではまだまだだが、当店では置いてすぐに売れ始めた」

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 同書は、イラストレーターのなかむらるみさんが10年前からライフワークとして行っていた「おじさん」の生態観察をまとめたもの。出版化が決定してからも4年かけて取材を行い、丁寧に作り上げたという。「おじさんが気になり始めたのは高校生のころから。『好きだ』という気持ちが読んでくれる人にも伝わるように、一つひとつ丁寧にイラストを描いたので、そこを見てほしい」となかむらさん。

 行動や地域などで「おじさん」を細かく分類。独特なタッチのイラストとコメントで立ち振る舞いや雰囲気を表現している。コラムニストの泉麻人さんや動物写真家の岩合光昭さんに始まり、「カラオケ大好きな赤いおじさん」、「赤羽の霊感おじさん」など、さまざまな「おじさん」インタビューも掲載。「おじさんにモテる女性たち」「ドヤ街の炊き出し体験」などのコラムも充実させた。

 「『おじさん』というキーワードが気になるようで、表紙のタイトルを見て手に取る人が多い。無意識に取っているポーズや、おじさんっぽい行動・姿勢がいっぱい載っていて、自分では気付かないところでこんなとこ見られてるんだ、やられたという感じなのでは」と神原さん。

 1階エントランスにコーナーを設け、女子高生から年配客まで、女性も手に取るように工夫した。プレゼント用の購入も多いという。「会社にいる上司やお父さんと見比べて、おじさんってこうだよねーと楽しんでいるみたい。この本を読むことで、もっとおじさんに目が向くようになるかも」とも。

 四六判・128ページ。価格は1,050円。 

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