学ぶ・知る

気象庁で「夏休み子ども見学デー」-庁舎内施設の見学ツアーも

河川が増水し、洪水が起こる仕組みを体験できるコーナー。実験機材は、職員の手づくり

河川が増水し、洪水が起こる仕組みを体験できるコーナー。実験機材は、職員の手づくり

  • 0

  •  

 気象庁(千代田区大手町1)で8月20日・21日、「夏休み子ども見学デー」が開催された。

会場には、気象庁のマスコットキャラクター「はれるん」も登場

[広告]

 メーン会場となった講堂には、同庁の各部署が気象に関する実験や体験学習ができるブースを出し、来場した親子連れの関心を集めた。同庁の広報室によると、展示物や実験道具などは、スタッフが日常の業務の合間に集まって企画し準備するとのこと。「説明を聞くだけでなく、体を動かして実際に体験することで理解を深めてもらいたい」という。同庁職員だけでなく、気象キャスターネットワークによる気象キャスター体験や、日本気象予報士会によるお天気教室などのブースも人気を集めた。

 庁内の施設を見学できるツアーでは、天気予報と地震・火山の観測を行っている「現業室」や、気温や雨量などの計測機器が置かれた「露場」を見学することができた。普段は立ち入れない場所ということもあり、子どもだけでなく保護者が案内役の職員に質問する姿も。

 イベント中は、庁舎内で気象業務に関する映像や機械を展示している「気象科学館」にも係員がつき来館者に説明を行うほか、千代田区の協力で起震車による地震体験コーナーも設けた。

 同イベントの開催は、省庁が連携して夏休み中の親子に体験学習の場を提供する「子ども霞が関見学デー」の一環だが、「気象庁では、霞が関見学デーが始まる前から子ども見学デーを開催しており、20年以上続いている」(広報室担当者)という。例年約2000人の来場者を集めるという。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース