千代田区観光協会主催の「千代田のさくら写真コンクール」の作品募集が3月28日、始まった。開催は今年で8回目。
「昨年は約800人から1,200点ほどの応募があった。リピーターが多いので毎年だんだん参加者は増えている」と同協会事務局長の小池正敏さん。1、2年前あたりから、オーストラリアや、中国など海外からの参加者も見かけるようになったという。
今年は、東日本大震災の影響で同時開催の予定だった「千代田区さくら祭り」が中止になり、毎年恒例となっている千鳥ヶ淵縁道の「さくらのライトアップ」も行われないことに決定した。「今年はライトアップを行わないが、反対にライトアップされていない桜をどう撮るかというテーマは面白いはず」。今年は、デジタル一眼レフカメラやホテルの宿泊券など、入賞賞品も豪華になっており、昨年並みの800人程度の応募を目指すという。
「以前は桜をどれだけきれいに写真に収めるかがポイントだったが、昨年は赤ちゃんが桜の中で寝ている、人物がメーンテーマの写真がグランプリに輝いた。年々、凝ったテーマで作品を撮る方が増えてきている」と話すのは、同事務局員の本郷寛和さん。同協会のコンクール特設サイトでは、桜を撮影するスポットをまとめた「フォトスポットマップ」も用意している。
応募要項はホームページで確認できる。応募締め切りは4月25日必着。