7月2日、神田エリアに有料喫煙所「ippuku(いっぷく)」が3カ所同時にオープンする。運営はゼネラルファンデックス(台東区)。
「吸う人にも吸わない人にも、気持ち良い街づくり」をコンセプトに社会的分煙を目指し、有料体系でオープン。「今日、街中の喫煙スペースは無法地帯になっている。喫煙所であっても、たばこの煙が非喫煙者にかかってしまうような場所など、実際にその意味を成していない所も少なくない」と話すのは運営会社企画本部の日根野聰弥さん。
今回オープンするのは「淡路町店」(千代田区神田須田町1)、「御茶ノ水店」(神田駿河台2)、「神田今川橋店」(鍛冶町1)の3店舗。店内は、たばこの煙や空気の流れを研究し独自の空調・喚起設備を完備。店前道路などにもたばこの臭いや煙を逃がさないようレイアウトする。店の入り口にはアロマディフューザーによる芳香で服についた臭いを和らげる仕組みなどの工夫も施す。
料金体系は「ワンタイム利用」(50円)、「1Dayチケット(1日利用券)」(100円)、「1Weekチケット(1週間利用券)」(500円)、「1Monthチケット(1カ月利用券)」(1,800円)。SuicaやPASMOの電子マネーにチャージし、どの店舗でもキャッシュレスで利用できる。
「今後は店舗を拡大し、社会全体で喫煙マナー向上に努められるような流れをつくりたい」と日根野さん。「たばこを吸うほんの15分という隙間時間を快適、かつ気軽に過ごせるスペースとして利用してもらえたら」とも。
営業時間は6時~24時。