アウトドア用品の専門店が並ぶ御茶ノ水周辺、小川町の交差点そばに9月15日、「アウトドア・プラザ」（千代田区神田小川町、TEL 03-3292-0127）がオープンした。

店舗から近い皇居周辺を走るランナーへシューズの提案も

　御茶ノ水エリアを中心に、主にスキーとスノーボード用品の専門店を展開するフソウグループが出店した。同グループがトレッキング、ランニングの専門店を出店するのは同店が初めて。

「都内勤務のビジネスマンやOLの中に、週末は高尾山などでアウトドアを楽しむという方が増えており、ブームと言っていい現状。そうした方の多くは平日、ランニングで汗を流している」と店長の平川陽一郎さん。「私自身が山岳ガイドとして活動する中で、アウトドアとランニングの専門店が一つになったショップがあればいいのにとの声を多く聞いていた」と、同店の業態について説明する。

　売り場面積は約130坪。トレッキング用品だけでなく、ランニングのウエア、シューズなども扱う。通勤ランナーや皇居ランナー用のロッカールーム、シャワールーム、更衣室も設ける。オープンから1カ月がたち、営業時間を変更。店舗・シャワールーム共に営業時間を7時からとしたのも、来店客からの要望に応えたためだという。

　メンバーズカードの提示で、商品購入時に割引が適用される（一部商品を除く）ほか、シャワールームの利用が500円（通常700円）、ロードサイクルの預かりが2,000円（通常2,300円）になるなどの特典も。回数券や月決めのプランもあり、メンバーには割引料金が適用される。入会無料。

　「登山ガイドやインストラクターの資格を持ち、経験豊富なスタッフがそろっている。専門的な知識を押しつけるのではなく、お客さまの要望に合わせた提案ができる敷居の低い店にしたい。そんな思いから、店名には広場のようなイメージを託した」（平川さん）。

　「近隣のオフィスに自転車で通勤している方のために、ロードサイクルの預かりも始めた。御茶ノ水周辺では大きな再開発事業が進んでおり、今後さらにビジネス街として発展すると聞いている。そこで働く方の『かっこよくいたい』『きれいでいたい』という思いに対して提案していければ」とも。

　営業時間は7時～21時（日曜・祝日は19時まで）。火曜定休。