神田淡路町にラーメン店「潮(うしお)」(千代田区神田淡路町2)がオープンして1カ月が過ぎた。
仙台市内でエスニック、イタリアン、すし、バーなどさまざまな業態の店を手がけた土屋さんが上京して開いて同店。店舗面積は約34平方メートル。席数は12席。女性も入りやすいようにと、清潔感ある内装にゆったりとした空間に仕上げたという。
洋風鶏ガラスープの「鶏白湯そば」、和風じょうゆで魚介だしを利かせた「にほんいち醤油(しょうゆ)そば」(以上840円)を提供する。
「鶏白湯そば」は「どこの店にもない新しい鶏塩スープのラーメンを」と、洋風スープを開発。うま味を出すために鳥取県産大山鶏のガラを煮込み、洋風のかえしを加える。具にはポーチドエッグ、肉巻きアスパラ、ドライベーコン、パセリ、フライドオニオン、ブロッコリーを載せ、「白ワインを飲みながら食べてほしい」とドリンクメニューにはワイン数種類を用意する。
「にほんいち醤油そば」は、スープに動物系の材料を全く使わない和風魚介しょうゆラーメン。「割烹レベルのだしを取りたい」と素材や製法にこだわり、北海道の真折産昆布や7種類の干物など「だしを取る普通の量の2倍を使っている」という。岡直三郎商店の「にほんいち醤油」などしょうゆは4種類を使い分け、うま味・コク・香りが際立つように調理する。「日本の素材本来のおいしさを再認識してもらいたい」と土屋さん。
過去には「旬のキノコガーリックバター炒め」「合鴨のスモークバルサミコソース」などの限定無料トッピングや、「ポルチーニ茸旬のきのこ白湯そば」を提供したという同店。「今までのラーメンの先に行くような新しい料理を生み出したい」と創作に力を入れていくという。
営業時間は11時~19時(スープが無くなり次第終了)。日曜定休。