神保町の「三省堂書店神保町本店」(千代田区神田神保町1)で現在、庭師・石原和幸さんとのコラボ企画「メダカが泳ぐ庭に、苔(こけ)の本棚がある本屋さん」が行われている。
石原さんによる単行本「まず『できます』と言え。やり方は帰り道で考えろ。――『世界一の庭師』の仕事の流儀」の刊行を記念して開いている同イベント。1階エントランスにオブジェ「苔の木」を、4階に坪庭「メダカの池と苔の本棚」を展示している。
石原さんは、イギリスで100年の歴史を誇るガーデン・ショー「チェルシー・フラワーショー」で2006年~2008年、史上初の3年連続かつ異部門でのゴールドメダルを受賞。2012年~2014年の3年連続でゴールドメダルとベストガーデン賞をダブル受賞し、2度目の3連覇達成。エリザベス女王から「庭の魔法使い」と絶賛された人物として知られている。
4階ではそのほか、石原さんが手掛けた主な作品の写真や、今年の「チェルシー・フラワーショー」でゴールドメダルとベストガーデン賞を受賞した作品「A Paradise on Earth(桃源郷)」の写真を公開するミニ写真展も開いている。
6月2日に行われたオープニングイベントでは、石原さんが同店1階エントランスで、オブジェ「苔の木」と坪庭「メダカの池と苔の本棚」を制作する過程を公開。「家路を急ぐ会社員から学生、主婦、シニアまで、幅広い層が歩道でしばし足を止め、制作風景を見守った」という。
営業時間は10時~20時。展示は6月30日まで。