「神保町ギャラリーCorso」(千代田区神田神保町3)で6月17日より、「昭和野球かるた原画展」「BIBLIO Baseball Artスペースオープン記念展」が開かれる。
野球をモチーフとする作品「ベースボールアート」の面白さを広め発展させることに力を入れている工藤菜央さんが主催する同イベント。今年春から神保町の古書店「BIBLIO」で作品の展示販売を始めており、今回立ち上げを記念して出展作家らによる展覧会を開く。併せて、昭和野球の名言や名物を読み込んだ「昭和野球かるた」の原画展も同時開催する。
「昭和野球かるた」の企画や内容の選定は、コアな野球好きの人々で構成される「昭和20年代野球倶楽部」が行っており、読み札の書を文化系スポーツライター・オグマナオトさんが、取り札の絵を絵描き、たか橋ひろきさんが制作した。
「昭和野球」をテーマにしたのは、川上哲治さんの逝去がきっかけだという。「アートを介することで、昭和野球をご存じない方とも一緒に楽しみながら野球の歴史に触れられたら」と工藤さん。「昭和野球かるた原画展」では制作段階の取り札の絵を展示し、来場者の意見を聞くことで、「野球好きの皆で作っていけるような楽しい展示にしたい」とも。
6月22日18時~20時には、トーク企画「野球の思い出あれこれ」を予定。日米野球批評の第一人者で、NHK大リーグのゲスト解説や、2007年西武裏金問題の調査委員会で委員長を務めた池井優さん、ブログ「Baseball Inside」の執筆者で報知新聞記者・J SPORTSのMLB解説者の蛭間豊章さん、朝日新聞でコラム「大リーグが大好き!」を連載中の向井万起男さんがゲストとして登壇。会費は2,500円。申し込み方法などはホームページで確認できる。
開催時間は10時~19時(最終日は16時まで)。入場無料。今月22日まで。