日本政策学校（渋谷区）が第3期受講生を募集している。各分野から専門家を講師に招き週1～2回、種々の政策について学ぶもので、日本大学法学部校舎（千代田区三崎町2）を中心に講義を開く。第3期は6月に開講する予定。

　同校は2011年創立。特定の政党や団体によって設立されたものではなく、講師も与野党、国内外の政治家や、元官僚、ジャーナリストなどが務める。政策立案に関する講義や議論のほか、視察や合宿なども行う。第2期の合宿は、コンフリクト・ファシリテーター（葛藤解決の専門家）の武田美亜さんを講師に、深層民主主義や立場の違う人たちへの理解などについて考察していくという内容で実施された。

　受講生の約6割は政治家志望で、そのうち半数は地方の首長を目指す。「地盤、看板、かばんがなくても、政策本位で政治家になるためのスキルを習得できる場を提供する。年齢、職業、学歴、国籍などは問わず、イデオロギーや特定の政治家・政党などのしがらみも一切ない。（受講生には）政治信条を培い、日本社会のために頑張っていただければ」と同校担当者。

　5月25日には第3期に向けた説明会を開催し、その後も開講までの間、説明会・体験講義を順次、行う予定。講義は全35回を予定し、受講料は本科＝26万円など。学校運営に携わるボランティアスタッフも募集する。問い合わせは日本政策学校（TEL 03-5766-6322）まで。