千代田区役所(千代田区九段南1)で10月22日、「福祉まつり」が開催される。
千代田区内で活動するボランティア、NPO、町会、企業など約70団体が運営に参加。「さまざまな体験イベントも用意しているので、子どもも大人も楽しみながら福祉のことを考えるきっかけにしてほしい」と、同区社会福祉協議会の梅沢稔さんは話す。
9回目を迎える今年は、東日本大震災復興応援プロジェクトとして、東北地方の特産品を販売する物産展を実施。「南部せんべい」「ゆべし」などの岩手県名産の和菓子、宮城県の「牛タンカレー」「仙台だがし」などを用意するほか、仙台名物づんだあんを使った福祉まつり限定パンも販売する。
そのほか、被災地でボランティア活動に参加した区内の大学生が「せんべい汁」を振る舞うコーナーや、水消火器による的当て、バケツリレーなどゲーム感覚で防災訓練を体験できる子ども向けのコーナーも設ける。
「一般の参加者は、買い物や飲食だけでなく、会場にいるボランティアの方に積極的に声を掛けてほしい。学生に被災地の話を質問するなど、彼らと直接触れ合えば福祉がより身近になり、このイベントの楽しさも増すはず」と梅沢さん。
開催時間は11時~16時15分。入場無料。イベントの一部の売り上げは被災地に寄付する。現在、「福祉まつり」のボランティアを募集している(問い合わせ先=ちよだボランティアセンター TEL 03-5282-3716)。