神田のカフェギャラリー「TETOKA」(千代田区神田司町2 TEL 03-5577-0397)で現在、アーティスト・抜水(ぬくみず)摩耶さんの作品を展示する「未確認」展が開かれている。
抜水さんの作品は、包丁や銃、骸骨、妖怪などの禍々(まがまが)しいモチーフと共にエロチックな少女たちが登場するのが特徴。京都生まれのアーティストで京都造形芸術大学大学院卒、在学中より国内のギャラリーを中心に作品を発表しており、近年は東京を中心に活動している。
同展では「『未確認』、誰も知らないもう一つの世界」をテーマに、これまでの作品と新作を混ぜ、「少女たちが遭遇する不可思議な出来事」「不穏な事件」「見たことも聞いたこともない未知の文字や記号」を描く。会場では作品や、作品をモチーフにしたお菓子ユニット「おかしい屋」制作のクッキーも販売。
併せて、ワークショップも開催。今月29日には作品に登場する戦闘的美少女マーガレットのクッキーにデコレーションできるほか、その場で抜水さん本人が希望者に似顔絵を進呈する企画を予定(14時と16時の2回開催)。4月5日の19時からは、河村康輔さんのコラージュと抜水さんのドローイングがコラボするイベント「未確認ライブULDC」も開催する。
同店オーナーの小林千絵子さんは「本人は穏やかな方だが、作品には非常にパワーがある。有名な人だが、こうした場所で開くのは初めて。ぜひご覧いただければ」と話す。
開催時間は16時~23時。ワークショップの申し込み方法はホームページで確認できる。4月6日まで。