ラーメン店「お茶の水、大勝軒」(千代田区神田小川町3)は10月11日から、「『ラーメンの神様』山岸 一雄の『秘蔵のレシピ』シリーズ」第3弾として裏メニューの「もりカレー」(970円)を限定提供している。
同店の「神田カレーグランプリ2017」本選出場を記念して提供を開始する同メニュー。「つけ麺の生みの親」として知られ、2015年4月に亡くなった山岸一雄さんは、1961(昭和36)年の旧東池袋大勝軒創業当時はつけ麺以外にもタンメン、チャーハン、カレーライスなどさまざまなメニューを提供していたが、つけ麺が人気になったことで、それ以外のメニューは封印していったという。
山岸さんが遺(のこ)したレシピを元にメニューを復活させる同企画の第1弾は「冷やし五目そば」。第2弾として、横須賀育ちの山岸さんが「海軍カレー」をベースに完成させた「カレーライス」を提供。
創業当初からカレーライスと同時に、そば店の「カレー南蛮」をヒントにした「カレー中華」も提供しており、常連客から「『カレー中華』があるんだから『カレーつけ麺』もできるんじゃないのか」と言われ、裏メニュー「もりカレー」を開発し、密かに提供していたという。
11月4日・5日開催の「神田カレーグランプリ」決勝戦では、「復刻版カレーライス 限定揚げシュウマイ付」に加えて、新たな復刻メニューも準備しているという。
営業時間は11時~22時。月曜定休(月曜が祝日の場合は火曜休み)。11月30日まで。