三省堂書店神保町本店(千代田区神田神保町、TEL 03-3233-3312)で7月12日、フェア「手塚治虫書店」が始まった。
8階の特設会場では、「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」など手塚治虫の代表作6作品30枚の原画を展示。キャラクターグッズや限定出版などを販売しているほか、来場者への特典や購入客への特製紙袋などの限定品も用意。来場者が無線LAN対応のパソコンやスマートフォンを持ち込むことで、デジタル化された作品が読める「手塚治虫Wi-Fiサービス」も実施している。
「1200話の手塚作品から好きなエピソードを選択、表紙を選んでオリジナルマガジンを作れる『手塚治虫Oマガジン』の取り扱いを当店で準備していた。それがきっかけとなり、手塚プロダクション(新宿区)とのコラボレーションでフェアを開催するまでに発展した」と同店の岸本憲幸さん。特設会場では、浦沢直樹さんや小松左京をはじめとする著名人がセレクトしたオリジナルマガジンも販売している。
特設会場のほか、1階~6階でもフェアと連動した企画を展開。入口やエレベーターには鉄腕アトムや「ジャングル大帝」のレオなどのキャラクターを描き、エスカレーター壁面にも各作品の表紙を展示している。
全てのフロアにフェアと連動したコーナーを作り、医学書売り場には「ブラックジャック」、人文書売り場には「ブッダ」、児童書売り場には手塚治虫の伝記など、関連した作品を並べている。「本店全体の規模で盛り上げることで、普段神保町に来る機会がない方にも訪れていただれば」と岸本さん。
フェア開催は今月27日まで。