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東京ドームシティ、今夏の電力使用を25%以上削減-自家発電機も調達

東京ドーム裏に設置された自家発電機は5台で最大1260キロワットの電力を賄う

東京ドーム裏に設置された自家発電機は5台で最大1260キロワットの電力を賄う

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 東京ドーム(文京区後楽1)は、6月20日、「東京ドームシティ」で今年7~9月に使用する電力を、昨年より25%以上削減するという目標を発表した。

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 東京電力と大口契約を結んでいる同社では、電力不足が懸念され始めた3月から、東京ドームシティ全域で照明を落とすなどの節電を実施。読売巨人軍主催の東京ドーム公式戦に限っては、電力需要が特に高まる7~9月の使用電力を昨年より37~50%削減するという計画をすでに発表している。節電と自家発電による電力確保は公式戦が始まった5月から実施しており、同社広報IR室によると「気温や湿度、来場者数による影響が多少あるものの、今のところ目標通りの数値を得られている」という。

 今回発表された使用電力の削減は、東京ドームのほか、ラクーア(温泉施設)、東京ドームシティアトラクションズ、東京ドームホテルなど、東京ドームシティのエリア全域が対象。節電の方法として、照明の減灯、温度管理の徹底、一部のエスカレーターや噴水の停止などを挙げる。東京ドームですでに稼働しているものとは別に、さらに自家発電機を設置し、節電と併用して使用電力の削減に取り組む。

 施設利用者からの声について、同室担当者は「イベント主催者から『使用電力を減らすためにどんなことができるか』と相談されることも多い。ご来場いただくお客さまから照明や冷房が弱いという不満の声はほとんどなく、節電対策をご理解いただいているのでは」と話す。

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