食べる

神保町のギョーザ店「スヰートポーヅ」が75周年-3代目、創業時の味守る

今年75周年を迎えた「スヰートポーヅ」のギョーザ

今年75周年を迎えた「スヰートポーヅ」のギョーザ

  • 15

  •  

 神保町・すずらん通り沿いの天津風包子(パオズ)・ギョーザ店「スヰートポーヅ」(千代田区神田神保町1、TEL 03-3295-4084)が、オープンして今年で75周年を迎えた。

[広告]

 1936(昭和11)年に開店した同店。店名の「スヰートポーヅ」は「おいしいポーヅ(包子)」の意味から名付けた。現在は3代目店主の和田智さんが創業時からの味を守り続けている。和田さんが店主を務めるようになったのは23歳のとき。「それから約20年たった。当初は、祖父や父がやってきたことを習得するのに必死だった」と振り返る。

 店舗面積は11坪で、席数は26席。和田さんは「昼食時には満員になるため相席でお願いしている。お客さまに譲り合っていただき、本当に感謝している」と話す。

 メーンとなる料理は、「焼きギョーザ」(480円~)、「水ギョーザ」(670円)と「天津包子」(780円)。「ギョーザ定食」(770円)には、ご飯、みそ汁、おしんこが付く。焼きギョーザのみテークアウトにも対応。「水ギョーザ」「天津包子」は13時から提供する。

 使用するタレは、広島のしょうゆ醸造元から直接取り寄せたもの。好みで味を楽しめるよう、各テーブルには酢や七味唐辛子なども用意する。ラー油の代わりに洋がらし(マスタード)を置いているのも特徴だという。

 「学生時代に通っていたお客さまが、娘さんや息子さんと訪ねて来るほか、『まだあったのか』と言っていらっしゃる方も多い(笑)。懐かしい味で当時を思い出しているのでは。お客さまも3代続いているのは、うれしい限り」と和田さん。「本の街で商売しているので、本を片手に立ち寄ってもらったり、書店を巡ったついでに来ていただいたりしてもありがたい」とも。

 営業時間は11時30分~15時、16時30分~20時(土曜は休憩なし)。日曜・月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース