神保町に2月、「漫画」をテーマにしたコンセプトホステル「MANGA ART HOTEL, TOKYO(マンガ アート ホテル トーキョー)」(千代田区神田錦町1)がオープンする。
ホテル運営などを行う「dot」(中央区)が、「眠れないホテル」をテーマに「アート」を切り口とした漫画体験を提供するホステルして開業する。
本棚にそろえる5000冊を超える漫画全てに、運営事業者自らおすすめコメントを用意。男性フロアと女性フロアでは、選書内容が異なる点も「こだわりのポイント」だといい、外国人観光客向けに、英語版の漫画も用意。また、全ての本がその場で購入できるのも特徴。
建築設計とブランド開発の責任者として、「Architects of the Year 2017」受賞の建築家・山之内淡さんを起用。既存建物の躯体を生かし、さまざまな建築素材、家具、壁一面の本棚、5000冊の紙の漫画を組み合わせることで、「多様な生物が共生する一つの生態系」のような空間をつくるという。
室数は35で、女性専用16室、男性専用19室。空間構成は、「MANGA ROOM」、受付のある「PUBLIC ZONE」、水回りのある「UTILITY ZONE」の3つで構成。それぞれの空間をトンネルのように通り抜けていくことで、不思議な世界に迷い込んでいくような非日常感を演出する。
同店はパジャマブランド「Nells(ネルズ)」とコラボし、オリジナルグッズを販売。漫画をテーマにしたオリジナルパジャマを開発中だという、
同社は「漫画をこよなく愛する人たちは間違いなく夢中になっていただける空間。それだけでなく、訪日外国人の人たちにもディープな日本文化を通して、温かいおもてなしができれば。『神保町エリアを、漫画の街に。』が、私たちが考える一つのビジョン」とコメントする。
宿泊予約受付開始は1月下旬を予定する。