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「国立情報学研究所」でオープンハウス-情報学研究への取り組み公開

量子コンピューターを理解するうえで重要となる、レーザー分光のデモ実験を行う国立情報学研究所助教の宇都宮聖子さん(中)たち

量子コンピューターを理解するうえで重要となる、レーザー分光のデモ実験を行う国立情報学研究所助教の宇都宮聖子さん(中)たち

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 国立情報学研究所(千代田区一ツ橋2)は6月2日・3日、研究成果や活動について一般公開する「オープンハウス2011」を学術総合センターで開催した。延べ入場者数は1,300人だった。

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 毎年6月ごろに開く同イベントは9回目。「未来価値創成」というコンセプトの下、「新世代のサイエンスクラウドとそれを実現するグリーンスパコンとネットワーク」(松岡聡東京工業大学・学術国際情報センター教授)や、「ネット時代の世論形成」(小林哲郎国立情報学研究所助教)などの基調講演が行われた。そのほか、「デジタルとフィジカルの狭間で盗撮を防ぐ」(越前功博士)や「光の干渉から 量子コンピューターの原理を知る」(山本喜久博士)など、情報学に関連するさまざまな研究成果発表やデモなどが行われた。

 「情報学に関する総合研究に取り組む国立情報学研究所は、どなたでも利用できる図書検索システム『Webcat plus』などの学術基盤の開発・整備を行っている」と同研究所広報普及チームの岡本裕子さん。「大学共同利用機関法人、情報・システム研究機構の一機関として活動している」という。

 「情報学というと少しとっつきにくいイメージを持たれるかもしれないが、本イベントは来年も開催予定なので、気軽に多くの人に来てもらいたい。特に高校生や大学生にも足を運んでもらえたら」と岡本さんは話す。

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