明大で「チェコ・コミックの100年展」 原画・資料展示やトークイベントなど

「~日本におけるチェコ文化年2017~チェコ・コミックの100年展」ポスター

「~日本におけるチェコ文化年2017~チェコ・コミックの100年展」ポスター

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 明治大学・米沢嘉博記念図書館(千代田区猿楽町1、TEL 03-3296-4554)で9月29日、「日本におけるチェコ文化年2017 チェコ・コミックの100年展」が始まった。

明治大学 米沢嘉博記念図書館の外観

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 会期を個別のテーマで4期に分け、原画など展示する同イベント。4期を通じてチェコ・コミックの100年の足跡と、 現代チェコ・コミックを代表する作家4人の原画を紹介。掲載誌・単行本などの書籍を並べた展示関連コーナーも設ける。

 チェコでは、長く続いた社会主義体制崩壊後、世界のコミック文化が一気に紹介され、その刺激とショックの中、新しい潮流が浸透し、近年では独自のコミック文化が育ってきているという。

 第1期(9月29日~10月23日)は、「チェコ・コミックの現在(2000年以降) チェコ・コミックの現状と魅力」として、パヴェル・チェフさんの原画を展示する。

 第2期(10月27日~11月20日)は、「チェコ・コミック 1945年以前 チェコ絵物語とコミックの誕生」として、カレル・イェリエさんの原画を展示する。

 第3期(11月23日~12月11日)「チェコ・コミック 1945-2000年 ─イデオロギーと監視下のチェコ・コミック─」では、ルチエ・ロモヴァーさんの原画を展示。

 第4期(12月15日~2018年1月28日)は、「チェコ・コミックのメディアミックス &チェコ・コミックの中の日本」として、ニッカリンさんの原画を展示する。

 10月14日は、関連イベント「チェコ・コミック通史 20世紀を生き抜いたチェコ・コミック」(16時~17時30分)を開催する。チェコ国立科学アカデミー・チェコ文学研究所研究員のパヴェル・コジーネクさんを招き、20世紀のチェコ・コミック史の概要を学ぶ。

 10月15日は、「世界のマンガについてゆるーく考える会 出張版:チェコ・コミック編」(16時~17時30分)として、海外マンガについての情報交換や会話を楽しむ定期交流会の出張版で、展示や2階閲覧室にそろっている資料に目を通しながら、バンド「デシネ翻訳者」の原正人さんの進行で、チェコ・コミックについて「ゆるく」考える。

 2018年1月21日は、「チェコ・マンガと出版、展示」(16時~17時30分)を予定する。チェコのモラヴィア美術館研究員でAnalphabet Books社長のトマ-シュ・プロクーペックさんを招き、チェコ・モラヴィア美術館におけるチェコ文化、特にコミックの展示の方法やファンの受容の在り方など、チェコ・コミックの現在について学ぶ。

 開館時間は、月曜・金曜=14時~20時、土曜・日曜・祝日=12時~18時。火曜・水曜・木曜休館(祝日の場合は開館)、12月26日~1月11日休館。2018年1月28日まで。

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