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屋形船で「神田周遊舟巡り」-「続 江戸下町 神田町歩き」発売で開催

ガイドを務めた岡田邦男さん(左)と「続 江戸下町 神田町歩き」を手にする立山西平さん(右)

ガイドを務めた岡田邦男さん(左)と「続 江戸下町 神田町歩き」を手にする立山西平さん(右)

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 月刊「神田画報」を発行する「カンダデザイン」(千代田区猿楽町)が5月28日、東京の下町、神田を紹介するガイドブック「続 江戸下町 神田町歩き」の発売を記念して神田かいわいを舟で巡る「神田周遊舟巡り」を行った。

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 当初3月19日に予定していたが、東日本大震災の影響で開催日を順延。当日は、天候に恵まれず雨となったが、屋形船を貸し切り約30人が参加した。和泉橋の防災船着き場を出発し、御茶ノ水、水道橋、日本橋を抜け浅草方面まで、神田川、日本橋川、隅田川を舟で移動した。

 乗船中、NPO法人「水都東京を創る会」理事の岡田邦男さんがガイド役を務め、関東大震災の復興事業で架けられた橋の由来や、川岸に残る石垣にまつわる江戸時代のエピソードなど、東京の水路の魅力を解説。途中、隅田川より北十間川に入り東京スカイツリーも間近に望んだ。

 「続 江戸下町 神田町歩き」は、昨年発売した「江戸下町 神田町歩き」の続刊。「三崎町・西神田から駿河台を巡る」「神保町から日本橋へ大通りを巡る」「江戸城(皇居東御苑・北の丸)を巡る」など、神田辺りの7つの街歩きコースを紹介している。

 同誌を発行したカンダデザイン代表の立山西平さんは神田多町で生まれ育った。「自分の故郷である神田の良いところを情報発信していきたい」という思いから、10年ほど前より神田街歩きガイドを始めたという。「2冊は、その活動を紙にまとめたもの。地元の人間が取材しているので、普通のガイドブックよりも深く町の成り立ちや人物を紹介できていると思う。本書を手に神田の街を歩いてほしい」と立山さん。

「続 江戸下町 神田町歩き」は同社ホームページでも販売する。同書は、千代田まちづくりサポート助成事業を受けて刊行している。

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