神保町駅近くにある共立女子大学・短期大学、神田一ツ橋キャンパス本館（千代田区一ツ橋2、TEL 03-3237-2435）1階展示室で現在、「宝塚歌劇展～100周年に向けて～」が行われている。

共立女子大学・短期大学、神田一ツ橋キャンパス本館の外観

　6月に「宝塚歌劇と世界の音楽劇」をテーマに開催された「日本演劇学会全国大会」に合わせて企画した同展。1913（大正2）年、宝塚歌劇団の前身である宝塚唱歌隊が作られてから100年、第1回公演から数えて100周年にあたる2014年に向けて「アニバーサリー・イヤー」が始まっている宝塚歌劇にスポットを当てる。

　同大学は日比谷の東京宝塚劇場と同じ千代田区に位置し、区が進める「千代田学」プロジェクトの一環として、日比谷における宝塚文化の研究を近隣大学などと行っている。「学生・教職員・卒業生にもたくさんのファンがいるばかりでなく、10年以上前から文芸学部で宝塚歌劇をテーマにした授業を連続して開講し、毎公演の観劇会を実施しているという点では、全国唯一の大学といえる」と同大学担当者。

　劇芸術研究室の所蔵資料をはじめ、文芸学部OGネットワーク、宝塚コレクターなどの協力を得て、多彩な展示品を展開している。

　開催時間は9時30分～17時30分。日曜・祝日休館。入場無料。7月31日まで。