小川町駅近くに「らぁ麺 波（シー）」（千代田区神田錦町2、TEL 03-3291-7311）がオープンして2カ月ほどが過ぎた。

　「寒い海から上がったら、やはり食べたいのは温かくておいしいラーメン」との思いから店を開いたサーファーで店主の角田都美さん。「それ以前は、ラーメン店『山頭火』で勤務したものの、ラーメン作りはド素人。あらゆるラーメン店のごみ箱をあさるなどして研究を重ねた」と話す。

　北綾瀬店に続く2号店としてオープンした同店。店舗面積14坪、座数12席。サーフボードを飾るなどで海をイメージした店内に仕上げた。

　メニューは、「一番人気」という「塩らぁ麺」をはじめ、「味噌らぁ麺」（以上770円）、「つけ麺」（800円）など。半熟卵、モヤシ、ノリ、ネギがのった「全部入り」も用意する。塩ラーメンは沖縄の塩を用いた塩だれが特徴。スープは「ベジポタ系」と呼ばれ、豚骨やサツマイモ、ジャガイモなどを12時間ほど煮込んだもの。「見た目はこってり。食べるとあっさり。インパクト勝負ではなく、自分自身が毎日食べても飽きない味作りをしている」と角田さん。麺は浅草・開花楼の太麺を使う。ランチタイムのオープンから14時までは、先着50人に半熟卵をサービスしている。

　角田さんはサーフトリップをする中で恵まれない貧しい国も見てきたことから、ネット販売の収益の一部を「WORLD VISION JAPAN」に寄付する活動にも取り組む。

　営業時間は11時30分～無くなり次第終了。