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神保町に博多とんこつラーメン「川兵衛」-おすすめは「バリ固」

木目のカウンターをダウンライトが照らす、落ち着いた雰囲気

木目のカウンターをダウンライトが照らす、落ち着いた雰囲気

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 神田神保町に博多っ子が作る本場の博多ラーメン「川兵衛(かわべえ)」(千代田区神田神保町1丁目、TEL 03-5282-3039)がオープンして3カ月がたった。店舗面積は12坪、カウンターのみ12席。

「ラーメン」(650円)は、「毎日食べに来られるお客さんもいらっしゃいますよ」と店長

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 浦和にある九州ラーメンの有名店「つばめ軒」で修業したという店長の川部資文さん。「東京のとんこつラーメンだと、スープに脂が浮いていたり、どうしてもしょうゆの香りや味がしたりするものが多いが、あくまで福岡版のラーメンを作った。福岡では東京でいう、そばやうどんを食べるような感覚でラーメンを食べる。一口目から濃厚でうまさを感じるというより、後から後からうま味がやってくるような味にしている」

 川部さんがこだわるスープは、材料やそれぞれの分量まで、自分が作りたいと思ったものを追求したという。「スープの材料となる豚のげんこつや、豚頭、豚足などは、一緒に煮出すことはせずに、まずそれぞれで煮て、味の特徴をしっかりと感じてから配合を考え、自分の思う博多ラーメンに仕上げた。『羽釜』と呼ばれる、日本では1社しか製造していない大鍋で作るため、温度管理が安定。ずんどうでは難しい骨の髄のエキスも全て出せるので、後から後から追っかけてくるうま味が出せて、なおかつ変な臭みもない」。スープへのこだわりから、来店した客の半数以上は最後までスープを飲み干すという。

 博多ラーメンといえば特徴的なのが細麺だが、細さゆえに食べている最中に伸びやすいのがネックでもある。「鯉沼製麺というところで、小麦の量を何度も変えてもらい作った麺は、時間がたっても伸びづらく、ベタつかない細麺になった。オススメは、『バリ固』でサクサクと芯が残っている状態」

 定番のラーメン(650円)は、チャーシュー(200円)、煮玉子、ネギ増し、モヤシ増し(以上100円)などのトッピングを用意。替え玉は100円。ラーメンのほか、博多のめんたいこの老舗「ふくや」から取り寄せためんたいこを載せた「明太ごはん」(250円)も提供している。

 「カウンターにある高菜もスープとよく合うので、ぜひラーメンにも入れて、いろいろな味を楽しんでください」とも。

 営業時間は11時~21時(土曜は18時まで)。日曜定休。

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