外国人の若者たちが通う「九段日本文化研究所日本語学院」(千代田区三崎町2)で3月5日、国際交流イベント「九段祭」が行われた。
生徒たちは、普段は日本語を学んでいる教室で、来場者に料理を提供したり、母国語を教える授業を行ったりすることで自国の文化を紹介。書道や三味線、浴衣の着付けなど、外国人が日本の文化を体験できる催しも行われた。生徒・来場者ともに国籍はさまざまだが、日本語学校のイベントのため、会話は日本語で交わされていた。
同イベントの開催は今回が2回目。昨年9月に校舎を移転したため、現在地での開催は初めてとなる。北川淳子校長は「生徒同士がクラスの枠を超えて交流するための課外活動を発展させ、ホストファミリーや地域の方に学校や生徒を見てほしいという思いから昨年1回目を開いたところ、盛況だった」と話す。
同校には現在、約40カ国から集まった約200人の生徒が通っている。