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三省堂書店で「ミカンのむき方」講習会-ミカンの皮でウサギ・スズメ

「いつもむいている」と話す小林朱乃ちゃん。「1日2個までと家庭のルールで決まっている」とも

「いつもむいている」と話す小林朱乃ちゃん。「1日2個までと家庭のルールで決まっている」とも

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 三省堂書店神保町本店(千代田区神田神保町)で1月15日、「ミカンのむき方」のワークショップが開催された。小学館発行「あたらしいみかんのむきかた2」が昨年10月に発売されたのを記念して、ミカンのシーズンを待って開いたもの。

岡田さんが下書きなしのフリーハンドで作成したウサギ。へたの部分が目になっている

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 同書は、ミカンの皮にペンで下書きしカッターで切れ目を入れてからむくことで、皮まるごと一枚で動物などの姿を工作できるガイド本。ミカン1個で作品を作れる気軽さや、ミカンの皮むきを巡って繰り広げられる「むきおくん」のシュールな物語でシリーズ1作目が人気に。続編では、イルカ、エビ、ティラノサウルスなどの新作21種のむき方を紹介する。

 当日は、本職が牧師の「みかんむき作家」岡田好弘さんが、ウサギとスズメの作り方を実演を交えてレクチャー。参加者は工作の素材として用意された静岡県の「三ケ日みかん」を使い、思い思いの作品を仕上げた。工作後はミカンの中身を食べながら岡田さんが講評を行い、さらにうまくなるためのコツなども伝授した。

 「今回は子どもがいつもより多かった。スズメは作るのが簡単でないのに、みんな意外とできていた。食べるためにミカンをむくという本来無駄だった行為を楽しんでほしい」と岡田さん。同書で絵と文を担当した神谷圭介さんも「むき方がすごくうまい子がいてテンションが上がった。本に出てくる『むきみちゃん』みたいな子がいるんだ、とうれしくなった」と振り返った。

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