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神保町のCDレンタル店「ジャニス」が創業30周年-在庫8万枚、音楽ファンの会員集める

ジャニス本店店長の吉田光孝さん。店内の棚には、足元から天井までCDがぎっしり

ジャニス本店店長の吉田光孝さん。店内の棚には、足元から天井までCDがぎっしり

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 CD・DVDのレンタルと中古販売を行う神田神保町の「ジャニス」(千代田区神田小川町3、TEL 03-3291-9578)が、9月9日に創業30周年を迎えた。

持ち寄り作品コーナー。「作品は随時募集中。将来的にはライブ企画やコンピレーション制作に広げていければ」と店長の吉田さん

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 同店が「貸しレコード店」として創業した1981年にはレンタルという業態が一般的ではなく、開店資金の融資を受けるために当初は喫茶店としても営業していた。オープン当時、「エサ箱」と呼ばれるレコード棚に収められた在庫は、約300枚弱だったという。

 「現在は約8万枚の在庫数」と説明するのは、本店店長の吉田さん。「音楽の世界には過去の作品のリバイバルや再評価が頻繁にある中、大手のチェーン店にはないこだわりと30年の蓄積で、当店ならではの希少盤や廃盤も数多くそろえている」とのこと。

 「ジャニスでCDを借りるために神保町に立ち寄る」という音楽好きの客もいる。吉田さん自身、はじめは客として訪れていた同店でアルバイトを始めたのが約10年前だった。

 「音楽を取り巻く環境は時代によって大きく変わっている。小さな店なので、お客様の声がよく聞こえるという特性を活かし、新しい試みにも取り組んでいる」と吉田さん。そのひとつとして、自主制作CDなど持ち込み作品のレンタルも行っている。「作品発表の場を探している方と新しい音楽との出会いを求めるお客様の橋渡し的なお店になり、みんなで盛り上がっていけるような場を作っていきたい。今後は、神保町という地域性もさらに意識していこうと思う」とも。

 同店はレンタルを扱う本店と、中古販売の2号店が営業しており、営業時間は本店が12~21時(サービスデー=22時まで)、2号店が11時30分~20時。

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