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神田神保町の南洋堂書店で「東京の微地形模型」-建築物を剥がした東京を再現

微地形模型とは、地形面の微細な起伏までをも表現した模型のこと。「じっくりと見て、何度も足を運んでもらいたい」と店主の荒田さんは話す

微地形模型とは、地形面の微細な起伏までをも表現した模型のこと。「じっくりと見て、何度も足を運んでもらいたい」と店主の荒田さんは話す

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 神田神保町の建築関連書籍専門書店「南洋堂書店」4階の「N+ GALLARY」(千代田区神田神保町、TEL 03-3291-1338)で、現在「東京の微地形模型 TOPOGRAPHY MODEL TOKYO」が開催されている。

右手下の大きく山が削られているのが御茶ノ水渓谷。さらに右手下にある窪みは不忍池

 地形が好きで東京スリバチ学会にも所属、「東京の微地形模型を作る構想は以前より温めていた」と話すのは南洋堂書店店主の荒田哲史さん。 「六本木ヒルズ森美術館のオープニング展覧会で東京の大模型が展示されていたが、それを見て建築という服を全部剥がした東京を見てみたいという衝動に駆られたのがきっかけ」という。

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 建築家の菊地宏さんとともに製作した同模型は縦横1.5m。国土地理院が販売している5mメッシュの詳細なデータをもとに、MDF材をNCルーターで削った。

 また、参謀本部陸軍部測量局が明治時代に作成した「近代地図の最高傑作」と呼ばれる「五千分の一東京図測量原図」など、東京の地図や地形に関する書籍も同時に展示。本を手にしながら同模型を眺めて東京の地形を深く探っていける展示となっている。

 「東京は素っ裸にするとこれだけダイナミックな地形が現われる。川が大地を深く刻んでいることや、徳川時代に大掛かりな灌漑を行ったことも。江戸城側だけ堤防が高くなっていたり、吉原は遊郭移転の際、2、3mほど土を盛って造成したこともわかる。見れば見るほどいろんな発見があり、時間が経てば経つほど魅力が増してくる。将来的には、同模型をスクリーンに見立てプロジェクションマッピングにも挑戦したい」とも。

 開館時間は14時~19時(8月12日~16日=12時~17時)。日曜休館。入場料無料。8月27日まで。

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