御茶の水美術学院を運営する服部学園(千代田区神田駿河台、TEL 03-3293-8736)が現在、全国の高校生を対象に「OCHABI 2011 第3回デッサン甲子園」の応募を受け付けている。
同コンクールでは、デッサン作品を携帯電話やデジタルカメラで撮影し、ウェブサイトを通じて簡単に応募できる。
「応募作品の約6割が携帯電話のカメラで撮影されている。ノートの隅に描かれた素描もあった」と企画広報部の小野朋彦さん。
作品の審査は、同学院ほか服部学園の講師たちによる審査会が画像データを見て行う。「応募作品のレベルが高く、審査は白熱する」という。
昨年夏に開催された第1回には233点、その後、春の募集には166点の作品が集まった。最終結果発表の際には全応募作品がウェブサイトに掲載されるほか、各作品への講評を読むこともできる。
「デッサンは美術の基礎となるアートの入り口。ウェブというメディアがデッサン教育の場になり得るのか、初めから確信があったわけではないが、回数を重ねていくうちに審査員たちも手応えをつかんでいる」と小野さん。
作品募集には「個人戦の部」と「団体戦の部」の2部門があり、優秀作品には賞状と副賞が贈られるる。テーマ、用紙、画材は自由。参加料は無料。募集は8月31日まで。詳しくはホームページで確認できる。