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神田の可能性探る「神田警察通り賑わい社会実験」今年も

今回の社会実験に関わる人々

今回の社会実験に関わる人々

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 神田錦町から内神田エリアで現在、「神田警察通り賑(にぎ)わい社会実験 2017」が実施されている。主催は神田警察通り賑わい社会実験実行委員会。

今年のテーマは「発見しよう。」

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 実験では、「神田らしい賑わいのあるまちづくりを目指し、地域とともにパブリックスペースを使ったより良い場所づくりに取り組むこと」をコンセプトに据える。神田に数多くある小さなスペースや路地などのパブリックスペースで12の「社会実験」を行う。

 2016年11月にも実施し、今回で2回目。イベントで得た行動調査やファサードチェックをもとに、今後の神田のまちづくりに役立てるという。

 ランチタイムやアフターファイブに音楽を通じたコミュニケーションづくりをする「神田錦町音遊び」をはじめ、スポーツとアート化学反応「錦町アート大うんどう会」、子どもたちによるはんてんデザインコンテスト「子どもとアート」、スマホアプリを使ったまち歩き「歩いて発見!よりみち~ず」など、世代を問わず参加できる企画を展開。

 神田の魅力と情報を発信する「神田 新・観光案内所」や、「神田のあまねく人々」のためにベンチを設置する「神田ベンチプロジェクト」、建物の壁面や車にコケを使った緑化を施す「GREEN KANDA Project」、新旧住民のコミュニケーション「新参者の大冒険~神田の『語り部』巡り~」なども。

 路地空間を生かし飲食店とコラボする「神田ストリートスタンド」や、神田で野菜を収穫して食べる「神田寄り道農園 ベジタ」などの飲食企画や、パブリックスペースを非日常空間に変える「マーチラビッツ」、路上でトリックアートを展示する「断片美術館」など表現・アートをテーマにしたものも。

 社会実験を企画したUR都市機構の石垣さんは「昨年の社会実験を踏まえ、今年はさらに規模を大きくし、UR都市機構だけではなく人々、大学、さまざまな企業にご参加いただき、皆で幾度となく会議を重ね社会実験を作り上げている。より踏み込んだ調査を行えればと思う」と意欲を見せる。「今年の社会実験のテーマは『発見しよう。』。一人一人の心地いい場所を見つけてほしい」とも。

29日まで。

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