神田の日本酒バル「にほんしゅ ほたる」(千代田区内神田1)で6月10日、限定酒の飲み比べが体験できる日本酒会が開催される。
このイベントを運営するのは豊島屋酒造。慶長元年、神田に端を発した造り酒屋で、現在は東京の東村山で銘酒を醸し続ける。発祥の地を大事にしたいという思いから、神田限定販売の日本酒「利他」というシリーズも展開している。
同社取締役の木村さんは「弊社にとって神田は特別な地。江戸城築城のころより神田にお世話になっている。そんな場所に少しでも恩返ししたいという思いから、『利他』は神田地域限定販売とし、今回のようなイベントの運営もしている」と話す。
イベントで出される限定酒は、神田限定の純米大吟醸「利他」、神田限定の特別純米「利他 Pure-Green」、季節限定の「屋守 中取り直汲生」、夏季限定の「十右衛門 直汲」、数量限定の「金婚純米原酒 江戸酵母」など、「いずれも希少な限定酒ばかり」(木村さん)とのこと。
飲み比べの日本酒に合わせて、料理長がセレクトした料理7品も提供。会場の「にほんしゅ ほたる」は都内で唯一、自家製のどぶろくを製造しており、当日も提供する。
限定酒を楽しむだけでなく、蔵人とともに日本酒を語ってもらいたいという趣旨の下、人気銘柄・屋守(おくのかみ)の立ち上げ人であり、同社取締役兼営業部長でもある田中孝治さんもイベントに参加する予定。
開催時間は20時~23時。参加費は5,500円で、30人限定。参加は特設フォームで受け付ける。