白山で「漫画部屋」宿泊モニター企画-部屋中に漫画1400冊

部屋を漫画だらけにした「漫画部屋」

部屋を漫画だらけにした「漫画部屋」

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 宿泊予約サイト「TOMARERU ~日常を旅しよう!~」を開始予定の「とまれる」(千代田区外神田2)は8月、部屋を漫画だらけにした「漫画部屋」の宿泊モニター企画「TOMARERU モニターキャンペーン~漫画部屋編~」を白山で行った。

トイレやキッチン、洗面所、玄関など部屋中至る所に漫画を設置

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 同サイトは旅行者が賃貸住宅の空き物件に泊まれるサービスで、年内に開始を予定する。アベノミクス成長戦略の中心である「国家戦略特別区域法」の旅館業法の適用除外を活用し、2020年の東京オリンピックに向けて増加する訪日外国人旅行者を中心に、長期滞在ニーズを満たす新たな旅行スタイルの提案を行うという。

 「国家戦略特別区域法」の旅館業法の適用除外では、「宿泊期間が7日~10日以上(各自治体が条例で定める)」「25平方メートル以上(都道府県知事もしくは、市長、区長により緩和可能)」「換気、採光、照明、防湿、排水、冷暖房の設備が必要」「台所、浴室、便所および洗面設備が必要」「当該事業の一部が旅館業法に規定する旅館業に該当すること」などの条件を満たすことにより、不動産物件が宿泊提供可能となる。

 今回の「漫画部屋」は、アニメや音楽などのエンタメコンテンツのPR会社「スロウカーブ」(千代田区)と共同で企画したもの。トイレやキッチン、洗面所、玄関など部屋中至る所に漫画が置かれており、さまざまなジャンルの漫画を約1400冊用意する。

 モニタリング企画は今回が2度目で、第1弾ではデザイナーズマンションを、第3弾では話題の最新家電やキッチン家電、デザイナーズルームにマッチする上質なオリジナル家具、さらに東京のトップヘアサロンのアメニティーなどを多数取りそろえた部屋を用意。無料のモニタリングにより、「需要があるのか」「コンセプト化により、付加価値を付けてニーズを掘り起こせるか」「価格はどれぐらいが適切か」などを探った。

 今回、白山を漫画部屋設置に選んだのは、「ちょっと休憩がてら秋葉原や本の街・神保町へ足を運ぶことも可能」「週末に開催される夏の大型イベントの拠点としても使える」「東京の中心にもかかわらず周りは静かな環境で、漫画に集中するには快適」という理由。期間は夏のコミックマーケットの開催に合わせた。

 「外国人旅行客だけでなく、『新居購入のための下見の拠点』『単身赴任』など、日本のさまざまな生活ニーズに合った需要が想定できる。ホテルなどではなく、生活する場として活用していただけるのでは」とTOMARERU社長の三口さん。「アーティストルームや漫画家さんルームなど、切り口次第ではいろいろな需要を作り出せそう。漫画部屋を含め、モニタリングの反応を見て提供を検討していきたい」とも。

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