神保町で「哲学カフェ」-講師のトークや、参加者同士の意見交換など

過去に開催した哲学カフェの様子

過去に開催した哲学カフェの様子

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 神保町のサロンド冨山房Folioで7月12日、「哲学カフェ2014」が始まる。

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 毎回ゲスト講師を招き、テーマに基づいたトークを展開。その後ゲスト講師を交え参加者同士が意見を交換することで、新たな視点を得たり、見聞を広げたりできることを目的に開く。東洋大学が去年まで主催していた「哲学カフェ」を、井上円了哲学塾第1期生修了生が引き継いで行う。

 第1回目の議題は「死刑制度、賛成?反対?」。東洋大学理工学部の吉田教授をゲスト講師に迎え、武士道の観点から見た切腹や忠臣蔵などの話を聞き、そのあとで「日本における死刑制度の必要性」について議論するという。

 1回目以降の開催は、2回=9月20日、3回=11月8日、4回=2014年1月10日、5回=同3月14日。東洋大学の竹村学長、インド哲学や仏教学を専門としている山口教授、マンダラートによる思考法を開発したヒロアートディレクションズの今泉浩晃氏などがゲスト講師として登壇予定。

 同カフェ運営スタッフの井上さんは「今は、ネットやSNSの普及で、誰もがなにかしら考えて情報を発信しているように見えますが、その実、その中身は誰かの話の受け売りだったり、情報をそのまま拡散したりしているだけで、実際にちゃんと考える習慣は少なくなってきているように思う」と話す。

 「情報があふれる今の世にこそ、哲学が必要なのでは。哲学カフェで多くの人の意見を聞き、自分とは違った視点を体験することによって、あらゆることに対して自由に発想できる力を養うことができると思う。情報社会の中で自分を見失ってしまわないよう、一緒に『考える力』を鍛えましょう」と参加を呼びかける。

 開催時間は13時~16時。参加費は大人=1,000円、学生=500円(要事前予約)。申し込み方法はホームページで確認できる。

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