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東京国立近代美術館でさまざまな「模様」扱う作品展-親子別セルフガイドも

長尾紀寿《祀-牛玉寶印神木争奪》(部分)1988年

長尾紀寿《祀-牛玉寶印神木争奪》(部分)1988年

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 東京国立近代美術館工芸館(千代田区北の丸公園1)で現在、「所蔵作品展 こども+おとな工芸館 もようわくわく」が行われている。

東京国立近代美術館 工芸館 外観

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 工芸の基本的な知識や魅力を知ってもらうため、さまざまな展示会を行ってきた同館。同展は「子どもから大人、全ての人に、身の周りにある模様の魅力を感じてほしい」という思いで企画した。作品を通して、「子どもに『感じる心』を養ってほしい。大人には松竹梅や鶴・菊などから、日本の面白さ、奥深さを再発見してほしい」と主任研究員の今井さん。

 模様について今井さんは「ただ表面的な飾りのためだけでなく、モチーフとなったものの力を借りて、『無事に』『健やかに』『リッチに』『美しく』『幸あれ』と願う気持ちが込められている」と説明する。

 同展ではそのほか、子ども向け、大人向けの2種類のセルフガイドも用意(先着制)。「こどもセルフガイド」は模様の謎に挑戦するスタンプラリーになっており、全てのスタンプを集めた参加者には「もようマスター」の称号とプレゼントを進呈する。「おとなセルフガイド」は作家の情報、作品のデータ、歴史など模様の魅力を解説するもので、「親子で一緒に鑑賞すれば、情報を共有したり、刺激し合ったり、楽しみがますます膨らむ内容となっている」という。 

 開館時間は10時~17時。観覧料は一般=210円、大学生=70円。高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料。その他、詳細はホームページで確認できる。同展は8月31日まで。

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