水道橋に8月10日、「ギークカフェ水道橋」(千代田区三崎町2、TEL 03-6380-8990)がオープンした。店舗面積は約20坪、席数は22席。
店名の「ギーク(geek)」は、コンピューターやインターネットに関する技術・文化に詳しい人々を指す英語のスラングから。「仕事もできるし、遊び場にもなる、コワーキング・スペースとカフェの要素を併せ持った『電脳カフェ』として多様な使われ方を想定している」と話すのは、同店の広報を担当するシプードの舩木芳雄さん。
店舗がある建物の上のフロアは2010年11月から、「ギークハウス水道橋」としてインターネット文化に縁の深い技術者やクリエーターが暮らすシェアハウスとして運営されてきた。水道橋のほかにも各地で展開しているギークハウスの提唱者でフリーランス・プログラマーのphaさんは数年前から、ギークカフェのアイデアを持っていたという。
「ノマド・ワーキングやコワーキングといったスタイルが注目されているが、仕事をするための場所として限定するつもりはない」と舩木さん。「水道橋駅から徒歩約3分、神保町駅からも近い立地で、周辺には学校も多い。学生の方にも気軽に遊びに来てもらえると思う。イベントスペースとしても活用してほしいし、新しい文化を発信していければ」と期待を寄せる。
全席でフリーWi-Fiと電源が利用可能。複数のiPadやホワイトボードなどの備品を自由に使うことができる。メニューはコーヒー・紅茶(250円)、コーラ・ジンジャーエール・オレンジジュース・グレープフルーツジュース(以上300円)などのドリンクのほか、焼きそば・カレーライス・ピラフ(以上550円)、「ギーク缶おでん」(450円)などのフードメニューも用意。ドリンク付きセットは100円追加で提供する。夜はバータイムとなり、生ビール(500円)、梅酒(400円)、ワイン(グラス=500円、ボトル=2,000円~)などの酒類も提供する。
営業時間は、カフェタイム=10時~17時、バータイム=18時~22時。日曜・祝日定休。