神田駅北口近くにラーメン店「まひる」(千代田区鍛冶町2、TEL 03-3257-8188)がオープンして3カ月がたつ。店舗面積は約8坪で、席数はカウンターの8席のみ。
看板メニューのラーメンの特徴について、「製麺所の老舗『浅草開化楼』の特注麺を使っている。低加水の極太麺だが、固めでありながらもモチモチとした食感と、個性的なワシワシ感を楽しんでもらえるはず」と、毎日厨房にも立つオーナーの大場裕司さん(45)。
麺の量は普通盛りで260グラム。「他のラーメン店なら大盛りで出すボリューム。麺の上にはチャーシューと野菜をたっぷりのせる。腹持ちがいいのもうちの強み。その分、豚骨スープは乳化率を抑え、すっきりとした味わいにしている」という。
ガッシリとした体格が印象的な大場さんは元格闘家。総合格闘技団体「パンクラス」に所属し、2004年には後楽園ホールで開かれたトーナメントでライト級王者に輝いた。だが、その直後、右目の網膜はく離が原因で引退を余儀なくされる。引退後、「今度はラーメンで勝負する」と一念発起し、チェーン店などでの修業を経て独立を果たした。
「減量に苦しんだ現役時代、試合が終わると必ず行くラーメン屋があった。そこのラーメンは超大盛りの極太麺の上に野菜とどでかいチャーシューが載っていて、一杯食べれば満腹になる。いつも『食べ過ぎた』と後悔したが、明日になればまた食べに行きたくなる。『まひる』もそんなラーメン屋にしたい」と力を込める。
メニューはラーメン(700円)と「特製まぜめん」(800円)の2種。近々、つけ麺とサラダ麺もメニューに加える予定という。野菜、脂、チーズ(パルメザン)、しょうが、ニンニクの無料トッピングも。「トッピングは少量入れればピリ辛スープに変わるしょうががおすすめ。「特製まぜめん」にはチーズを。かき混ぜればカルボナーラに変身する」(大場さん)。
営業時間は11時~15時、18時~23時。日曜・祝日定休。