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神保町で城戸真亜子さん絵画展-震災後に描いた25作品展示

タレントとしても活躍中の芸術家・城戸真亜子さん

タレントとしても活躍中の芸術家・城戸真亜子さん

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 神田神保町の文房堂ギャラリー(千代田区神田神保町1、TEL 03-3291-3445)で現在、絵画展「城戸真亜子展 episode(エピソード)」が開催されている。

「nagi」カンバスに油彩 162.0×112.0 2011年制作

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 タレントとして知られる城戸真亜子さんは芸術家としても活躍。武蔵野美術大学の油絵学科を卒業し、これまでに数々の個展を開催。東京湾アクアライン(海ほたる)の壁画などパブリックアートも手掛けてきた。

 同展では、風景画を中心とした油絵25点を展示。城戸さんは、今回のテーマについて「何気ない瞬間や風景をとどめておきたい思いは常にあったが、昨年の東日本大震災以降、その思いはより強くなった。当たり前だと思っていた風景をかけがえのないものだと感じる。絵を描く意味が鮮明になり、震災後から同展のギリギリまで制作していた」と話す。

 初日のオープニング・パーティーには、美術関係者や美術愛好者などが来場。城戸さんと絵画の話をしたり、記念撮影をしたりとにぎやかな空気に包まれた。大学でアートやデザインの講師をしている男性は「城戸さんの絵は、見えている風景を純粋に描いているように感じる。余計な感情が入っておらず、とても美しい作品。水の波紋や風を受けている草木、流れるような髪の毛などの動きは素晴らしい。思わず触りたくなるほど」と称賛していた。

 昨年50歳を迎えた城戸さん。「震災の影響もあり、年齢的にもいつどうなるかわからない。だからこそ、今感じたことは今すぐ表現していこうと思う。描きたいという気持ちが続く限りは、ずっと絵を描いていきたい」とも。

 開場時間は10時~18時30分(最終日は15時まで)。入場無料。4月7日まで。

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