ファッション・ブランドやデザイナーが集まり、オリジナリティーあふれるTシャツを展示販売するイベント「Tシャツ・ラブ・サミット(通称=ラブサミ)」が4月30日・5月1日、科学技術館(千代田区北の丸公園2)で開催された。約1,400人の入場者を数えた。
毎年ゴールデンウイークと夏の年2回行われる同イベントは今回が17回目。参加した71団体の多くは、インターネットでの販売を主力にしているような小規模ブランドや個人による出店が中心。
同実行委員会委員長のMUNEさんは「有名ブランドや大型店舗で扱っているものに比べて個性の強いTシャツが並ぶので、お気に入りの一枚を見つけるために遠方から訪れるファンも多い」と話す。
普段店舗での販売を行っていない出店者にとって、Tシャツにこだわりを持つユーザーの反応を直接知ることができる場にもなるという。「以前は店舗でも販売していたが、今はオンラインショップとラブサミのようなイベントでの販売が中心」と話すのは、出店者「ハイパースイッチカラー」の小泉淳一さん。
「ラブサミに出店するために徳島からやって来た」のは、出店者「幕末グラフィックス」の伊勢哲也さん。徳島市在住のグラフィックデザイナーだ。「Tシャツのデザインはとても面白い。本業でたまったストレスの解消にもなる」という。
会場には販売ブースのほか、漫画家が来場者の似顔絵を描くコーナーや、お笑いライブなどを行う特設ステージも設ける。併せて、東日本大震災の復興支援として有名人から提供されたTシャツをオークション形式で販売するブースも開設。オークションの利益全額を寄付に充てる。被災地支援をテーマにしたチャリティーTシャツを販売しているブースも多く見られた。
次回開催は7月23日・24日を予定。