見る・遊ぶ

東京国立近代美術館、開館60周年で記念事業-記念手帳無料配布も

美術館の外観に設置された60周年のシンボルマークはデザイナーの平野敬子さんが担当

美術館の外観に設置された60周年のシンボルマークはデザイナーの平野敬子さんが担当

  • 0

  •  

 今年で開館60周年を迎える東京国立近代美術館(千代田区北の丸公園、TEL 03-5777-8600)が2月7日、記念事業を発表した。

来館者に無料配布される数量限定の60周年記念手帳。カバーの4種は日替わりで1日1種

[広告]

 同館は、国内初の国立美術館として戦後間もない1952(昭和27)年12月1日に開館。絵画・彫刻・水彩・素描・版画・写真など1万点を超える美術品を所蔵する。これまでに国内外の作品による企画展は約500以上、2000万人以上の来館者が訪れている。

 発表会には、加茂川幸夫館長や60周年のシンボルマークをデザインしたデザイナーの平野敬子さんが出席。美術館オープン時の時代背景や美術館としての法律上の役割を説明した同館長は、この1年の意気込みを語った。「これからも日本的な美意識や感性を育てることに一層努力をしていきたい。だが、60周年は人間でいえば還暦を迎えるお祝いの年。12月1日の誕生日に向け、さまざまなイベントをオーガナイズしていくので、来館者の皆さまと一緒に楽しんでお祝いできれば」

 現在、同館企画展ギャラリーでは「生誕100年ジャクソン・ボロック展」を開催中。同館2階のギャラリー4で開催中の「原弘と東京国立近代美術館デザインワークを通して見えてくるもの」では、開館当時の第1回企画展ポスターも展示している。いずれも5月6日まで。

 60周年記念企画としては、来館者に数量限定の60周年記念手帳(非売品)を無料配布する。内容は、展覧会やイベント情報のほか、同館のトリビアも載せたスケジュール帳で、ジャクソン・ボロック、原弘、岸田劉生、上村松園の作品をカバーにあしらい4種類を用意。1日1種を日替わりで進呈する(1人1冊ずつ)。今春には60周年記念切手の発行も予定する。7月30日~10月15日はリニューアルのため休館するが、8月は美術館の前庭で夜間イベントを開催。リニューアル後の10月には60周年メーンイベントを開く。

 開館時間は10時~17時(金曜は20時まで)。休館日は月曜(祝日の場合は開館し翌日閉館)、展示替期間、年末年始。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース