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神保町で「世界の木の実」販売-軽井沢の老舗ジャム店が出店

「最近、木の実が(はやって)キテいる感じがする。来年は忙しくなりそうだ」と小林さん

「最近、木の実が(はやって)キテいる感じがする。来年は忙しくなりそうだ」と小林さん

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 神田神保町の古書店「ブック・ダイバー」(千代田区神田神保町、TEL 03-6657-3277)の店頭で10月、世界の木の実が展示販売された。

アメリカ産の巨大な松ぼっくり「ディガーパインコウン」(2,000円)

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 出店したのは1949(昭和24)年より続く老舗ジャム店「ジャムこばやし」(長野県軽井沢町)を営む小林商会3代目の小林智洋さん。同店の店内に木の実をディスプレーするうちに世界中の木の実を集めるようになり、ついには販売まで始めるようになったという。「木の実は正体が全くわからないものもあってとても奥が深い。学名ではなじみが薄くてとっつきにくいので、現地の通名だったり雰囲気から名前をつけたりしている。マニアなお客さんに『名前が間違っているよ』とつっこみを入れられたりすることもある」という。

 小林さんの「おすすめ」は世界最大の豆「モダマ(藻玉/タイ産)」(1,500~2,000円)、振ると中に入った硬い豆が動き、音が鳴る。そのほか、アメリカ産の巨大な松ぼっくり「ディガーパインコウン」(2,000円)、グライダーのモデルといわれるインドネシア産「アルソミトラ マクロカルパ」(525円)、硬い殻で覆われたプラスチックのような質感のブラジル産「ティカポッド」、海外では「悪魔の爪」などと呼ばれるツノが生えたような「ツノゴマ」(以上400円)、エクアドル産「カカオの実」(1,100円)など、世界中から集めた珍しい木の実が店頭に並んだ。

 「神保町の人は変わったものに興味を持ってくれる。自分の部屋や店舗のディスプレーで飾ったり、絵や写真のモチーフとして利用してくれたりしているようだ」。移動販売は6回目で、うち神保町は3回目。「これからも神保町で販売していきたい」と小林さん。

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