米アップルの共同創業者で前CEOのスティーブ・ジョブズ会長の訃報を受け、お茶の水のマルチメディアスクール「デジタルハリウッド」東京本校(千代田区神田駿河台)で10月6日、追悼フォーラムが行われた。
私物の初代Macintoshである「Macintosh 128K」をセッティングする杉山学長
「最後に出演した発表会でスピーチした後に壇上から降りてきて奥さんと涙を流しながら抱き合っていたのを見て死期が近いんだなと思ったが、こんなにすぐとは…」と話すのはイベント発起人の同校・杉山知之学長。「デジタルハリウッドはMacintoshがあったから始めたようなもの。本当にお世話になった。訃報のニュースを聞いて何かやらないといけないと思い、ジョブズに思い入れのある人たちが自由に出入りできるフォーラムをヒマナイヌの川井さんと話して、今日のお昼に急きょ企画した」という。
ジョブズさんへの黙とうから始まった同会。今までの功績をスクリーン上で振り返りながら、会場に駆け付けたジャーナリスト・林信行さん、松村太郎さん、まつもとあつしさん、週刊アスキー総編集長の福岡俊弘さん、アルファブロガー橋本大也さんたちがジョブズさんへの思いを、それぞれ語った。
会場には、杉山さんが私物である初代Macintosh「Macintosh 128K」を持ち込み展示。アップルのテレビCM出演者が当時のエピソードを披露したり、参加者たちがコメントを添えたりしてジョブズさんの冥福を祈った。
フォーラムの模様はユーストリームでも中継された。